top of page

京都産業大学 居合道部50周年

  • 執筆者の写真: 木村幸比古
    木村幸比古
  • 2024年9月26日
  • 読了時間: 2分

京都産業大学体育会居合道部創部50周年を記念して挨拶をさせていただきました。

以下はその内容です。



 このたびは、京都産業大学体育会居合道部創部50周年を迎えられ誠におめでとうございます。


 居合道部を創設された大森政雄先生は、戦後まもなく大陸から帰国し、京都府警察本部に奉職され、退職後は京都産業大学総務部に勤務されておられました。

先生は復員船の中で愛児を亡くされたため、つらい思いから居合道部員はすべて我が子のように接し、稽古はきびしく、質実剛健な指導をされました。

 先生は、子爵・山内豊健公の高弟・宇野又二先生から無双直伝英信流山内派と小野派一刀流を学ばれました。居合道範士八段、剣道教士七段の腕前で、風貌は東條英機にそっくりといわれました。雄姿は古武士を彷彿させ、居合道人のまさに鑑でした。

 山内派の初伝「前」を、床を踏み破る気迫で抜きつけ、巨岩を切り裂く斬り下ろしは、居合道部の伝統となりました。全日本学生居合道大会でも、部員の居合は一目瞭然で異彩を放ち、優勝者の顔が私の脳裏に焼きついています。

 大森先生は、西日本学生居合道連盟の副会長を永年つとめられ、多くの学生居合の育成に尽力されました。80歳をこえても、大学におもむき指導を惜しまず、その情熱には感銘いたしました。


 先輩方には、全日本居合道大会や各地の大会でも活躍され、指導者としての姿を拝見するたびに、励まされ心嬉しくおもいます。

 師範の長谷川善久先生、コーチの松野秀樹先生は、日々部員の指導に尽力され、今後のご活躍を祈念しております。


西日本学生居合道連盟

会長 範士八段 木村幸比古

 
 
 

最新記事

すべて表示
産経新聞「炎に包まれた伏見から敗走 旧幕府軍の落日 戊辰戦争の火ぶた切った鳥羽伏見の戦い」

産経新聞掲載記事です。 今回は、鳥羽伏見の戦いの痕を残す伏見の 料理屋「魚三楼(うおさぶろう)」、意外なデザインであった錦の御旗(錦旗) について。 誠の足跡 新選組を行く 3/17(Web掲載) 炎に包まれた伏見から敗走 旧幕府軍の落日 戊辰戦争の火ぶた切った鳥羽伏見の戦い

 
 
 

Comments


豊剣会 since 1967

※当サイト内の写真・資料の無断転載は固くお断り致します

bottom of page