武専と京都豊剣会 - 京都豊剣会の歴史アルバム弐
1.戦前の武専・旧武徳殿
明治時代、武道の教員育成を主とした、大日本武徳会により武道専門学校(以下 武専)が開設されました。
当会の由来となりました、山内豊健先生も講師の一人として招かれ、十年間教鞭をとられました。
井下経広先生(後の養心館館長)も、この武専にて豊健先生より教えを受けております。
稽古は旧武徳殿にて行われ、当時の風景が写真に残っております。
戦前の旧武徳殿

当時の武専の稽古風景

武専の指導者

武専生(前列左から2番目 井下先生)

武専生の寄せ書き



井下先生より木村に送られた手紙
・一枚目:のちに昭和の剣聖と呼ばれる中山博道先生が、山内豊健先生の演武を見て、演武に気品があると評価した話
・二枚目:昭和八年に、映画会社から機材を持ち込み、剣道範士・小川・宮崎先生と山内豊健先生の居合道を撮影した話
豊健先生に武専から贈られた金バッヂ




豊健先生のご子息・豊臣氏より、平成元年に木村が高知で受けた昇段試験で六段合格に際し、贈られ現在も保管しております
豊健先生の直門の写真

後列左から、山口先生 山越先生 木村
前列左から、宇野先生 山内豊臣氏 井下先生
2.戦後の武専・旧武徳殿
第二次世界大戦後、大日本武徳会は昭和21年GHQにより強制解散、翌昭和22年には武専も廃校となりました。
(旧武徳殿もGHQに接収されたが、後に接収が解除される)
武専を偲び、卒業生らによって武道専門学校碑が昭和62年に武道センター内に建碑されました。
(写真:井下経広先生より提供)
建碑 除幕式

除幕式に参加した井下先生の当時の覚書

その後、大日本武徳会の精神は現在の全日本剣道連盟へと引き継がれ、昭和六十年に旧武徳殿の修復・保存工事が行われました。
山形県の居合の祖・日本一社 林崎居合神社(以下 居合神社)の本殿にて、木村が奉納演武を行った翌年のことでありました。
旧武徳殿の瓦

居合神社本殿での奉納演武

当時の居合神社

居合神社と山内神社の神札

居合神社:居合の祖・聖地とされる神社
山内神社:高知にある歴代の土佐藩主を祀る神社
旧武徳殿は平成八年に国の重要文化財とされ、武道センター内に平成十一年には武徳殿建立百年を記念して建碑されました
(碑文は木村幸比古が監修)




居除幕式写真
左:伊吹文明 衆議院議員(当時)
全剣連関係者と京剣連関係者

平成二十年には剣道連盟の新事務所建築がされ、地鎮祭を木村(京都 樫原三ノ宮神社 宮司)が担当しました


