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その他 居合道大会

2008年 滋賀草津大会

滋賀 草津尚武館 居合道部創立五十周年記念居合道大会 寸評

平成20年2月24日、草津市立武道館において開催されました。
当日は、前夜からの降雪で、参加者の集合がままならず、開会時刻を45分遅らせての開始となりました。

段外、初段は自由技5本、二~五段は自由技3本と全剣連居合の3本目と6本目を、そして個人演武として、六、七段が、模範演武として八段の先生方がそれぞれ自由技5本を演武されました。

段外~五段はトーナメント形式で進行して、豊剣会では、段外の部で山本真也剣士が3位を、初段の部で土佐三柏会の及川孝史剣士が準優勝を果たしました。

全剣連居合の受流では、刀の3分の1のところで受けて、正しく袈裟に切下しているか、諸手突きでは、あご、中段、水月と切っ先がたどっているか、撞木足になっていないか、という点が、優劣のポイントとなります。勝ち上がってくる剣士の共通点としては


①真っ向の切下しが、刃筋正しく正中線を降りていること

②抜きつけ、抜き打ち、切下し、血振の切っ先がぶれないこと

③全剣連居合においては、審査上の着眼点を満たしていること

④高段者においては、間をおくことなく切下していること

⑤そして、切り下ろしが大きいこと。

特に、⑤について、このことは、自分の技前の空間的なスペースをできる限り大きく取ることが大切です。仮想敵を自分よりも大きく想定して、十分に抜きつけして、十二分に切下す気持ちが重要です。もう一寸でも、敵を深く切る為に切っ先を延ばす工夫、切っ先を飛ばす工夫をしてみましょう。

そういう意味で、六段、七段の最優秀演武の先生の技は、いわゆる「切れている居合」という感じを受けました。変わった見方ではありますが、もしか水の底でも呼吸ができて、居合ができると仮定した場合、腰腹に力を入れないと刀は振り下ろせないでしょう、そして、ひかがみに力をいれないと前足を踏み込むことができないでしょう。結論は、下半身に力が入った、大きな技前をイメージして、稽古していくことが肝要かと思います。

 

教士七段 林 泰行

滋賀草津大会2008

2014年 宇和島居合道大会

宇和島大会はこの回で最後となりました

2008年 宇和島居合道大会

愛媛県宇和島市の大会に豊剣会として始めて参加しました。
その結果段外の部に出場した久島剣士が見事に三位入賞を果たしました。
宇和島は久島氏の母上の故郷で、その観戦を得ての快挙でした。
山間の小さな港町には伊達氏ゆかりの古城があり、
今大会の七段の最優秀演武者にその名を冠した「伊達賞」が贈られるほどで、
今も市民に親しまれている旧藩主を忍ばせます。

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